YUIの楽曲_「I know」を聞いて 意味を考察

こんにちは!

私の大好きなYUIの楽曲「I know」を聞いて素直に感じたことを書いていきたいと思います。

この曲のサビだけ聞くと、明るそうな、なんだかスポーツ用品店で流れていそうな曲だなぁと思いましたが(そういう曲ってありますよね)、それとは裏腹に、歌詞からは寂しげな印象を受けました。

私は基本的に曲を好きになるとき、メロディーを聞いてゾクッというか「うわっ好き」と直感的に好きになって、そのあと歌詞を知っていくという流れです。でも、この曲は歌詞がなんだか興味を惹きつけるような魅力があって、歌詞を知ってからなんとなく引っかかるように好きになりました。歌詞自体は少ない歌ですが、魅力はとてつもないものです。

私の考えでは、この曲の舞台は戦争中です。

戦時中に、心の底から安心することができない、心が休まらないつらい状況を描写しているのではないかなと思いました。

「荒い呼吸」「あわただしい空」「泣き叫ぶ声が響き渡っている」「争いの中」

などの歌詞がそれを表しています。いつも不安で、寂しくて、生きることで精いっぱいの毎日。しかし、私の中でもっとも心にズシンっと来たのが、

「泣かないでお願い 可愛いわたしだけの坊や 

 巻き込まれてゆく 罪も持たず 武器も持たず」

というフレーズです。赤ん坊はどうしても大声で泣いてしまうのですが、泣くことによって敵に見つかってしまうので、味方に殺されてしまうこともあったと聞きました。親は赤ん坊を守りたかったのに、罪も持たないし武器も持たないような、殺される必要なんて絶対にない赤ん坊でさえ、戦争に巻き込まれてしまうのをイメージしてしまい、とてもつらい気持ちになりました。

悲惨な戦争を、学校の授業や行事などで習ったりお話を聞いたりしてきましたが、そのときは戦争の悲惨さを「忘れてはいけない」と強く思っていても、社会人になってそのことを思い出すこともなくなってしまって、また同じことをくりかえしてしまう可能性だってあります。

しかし、このような歌を聞くことで戦争について考えることができるので、この曲は戦争の悲惨さを伝え、同じ過ちを繰り返さないようにしていく役割をすると思います。

この曲をストーリー性が高い曲という風には思いませんでしたが、この曲を聞いていると自然と悲しいストーリーを想像してしまいます。その悲しいストーリーを再び現実にしてはいけないと強く思います!

ここまで読んでくださってありがとうございました!